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2022.12.23関西4府県をオンラインで結んだ 保健師・看護師学習交流会を12月9日に開催しました。

企業で働く保健師・看護師をご存知ですか。
社内で新型コロナ感染対策、長時間労働やメンタルの相談、健康診断後のハイリスク者への保健指導など重要な役割を一人で担うことが多く、その知識習得のためには、他の企業で働く仲間との交流や学習会参加が欠かせません。

滋賀産業保健総合支援センターは、産業保健の推進の立場から、毎年保健師・看護師向けの学習交流会を開催していますが、令和4年12月9日、京都・奈良・和歌山の各産業保健総合支援センターにも声をかけ、各センターに集合した保健師・看護師をオンラインでつなぎ、地域の枠を超えた学習交流会を全国で初めて開催いたしました。

メイン会場となった滋賀会場では、カゴメ(株)健康事業部の北田先生の講義を真剣にメモを取る姿が見られました。産業保健に従事される保健師・看護師にとって、非常に貴重な内容となりました。今回、会場にご参加いただけなかった方々にも、是非知っていただきと思い、当日の学習会における質疑やフリートークの内容をまとめた資料を作成いたしました。皆様の職場でご活用いただければ幸いです。

本資料は、以下のリンクからダウンロードしてください。

令和4年度 保健師・看護師学習交流会のまとめ(配布用)

第一部学習会

カゴメ(株)健康事業部 管理栄養士・健康経営アドバイザーとしてご活躍の北田先生を講師にお招きし、講師ご自身の健康経営に関する調査研究・データ解析の結果から、野菜摂取量と労働生産性の関係について解説をして頂きました。

健康経営を進めていくうえで社員の食生活改善や野菜摂取量は大きなテーマであり、会場にお集りの皆さんも、北田先生のお言葉をひとつひとつメモを取り、真剣な眼差しで講義を受講していました。

第2部交流会

産業保健の現場における保健師・看護師の現状と課題について、滋賀、京都、奈良、和歌山の各産業保健総合支援センターの産業保健専門職を代表としたフリートークが行われました。

トークテーマ

① 産業の場で働く場合の保健師の業務と役割について、どのような考えを持っていますか。

② 保健師の雇用元(企業、工場内診療所、健保組合など)から期待されている業務内容と、やりたい業務にずれを感じています。また、特に保健師活動を期待されていない場合、どのように活動をおこなってきましたか。

③ ひとり職場での保健師活動で、気をつけることや、モチベーション維持のための工夫は何ですか。

④ 嘱託産業医は業務対応型(例えばメンタル対応や、ストレスチェック後のフォローを除く契約など)や、オンライン相談対応型(会社には来社不可)など、いろいろな契約が存在し、事業場の保健師・看護師の負担が増え、産業医に相談しにくいことも多くなっています。